当会を含む筑波山水源の森づくり実行委員会は筑波山神社南西麓の山中の荒廃したスギ・ヒノキ、マツ、雑木等針葉樹林の水源涵養林及び生態系にかなった複層林の再生を目的とし、2006年、2007年に4回の植樹祭を開催、延べ1000人以上のボランティアがシイ、タブノキ、カシを主木に17種合計10,967本の植樹を行いました。
これに先立ち、延べ1000人のボランティアが毎週日曜日、30年間無間伐で育ちの悪いスギ、ヒノキ、マツ等を適切に間伐、除伐、その林間のアズマネザザ等を除伐、耕起し間伐材を土留めに使用して延べ6000㎡の植栽地を造成しました。 イノシシや野うさぎが少々苗木を痛めた形跡があるものの、98%以上が活着、すくすくと育っています。この水源の森づくりを下記要領にて再開します。
①開墾作業のお誘い
日 時: |
2010年4月の毎週日曜日
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場 所: |
筑波山神社南西麓の山中 |
持ち物: |
軍手(開墾作業に必要な道具はこちらで用意します) |
服 装: |
汚れても構わない長袖、長ズボン、運動靴、日除け帽子等
(作業に適した服装) |
行き方: |
■東京方面からの参加の場合
つくばエクスプレス秋葉原始発快速つくば行き7:00乗車、7:45終点つくば駅下車、5番出口集合、迎えの車で現地に向かいます。 |
*参加ご希望の方、車の手配の関係から事前に石村(090-7840-0496)までご一報下さい。 |
第5回植樹祭について
第一部、第二部、第三部構成での濃い内容の植樹祭です。是非29日、みどりの日フルにお楽しみ下さい。
第三部、姫神による演奏は、神社境内の森をライトアップ、シンセサイザー、女性ボーカルによる森を讃えての荘厳な演奏です。めったと聴ける演奏ではありません。是非最後までお楽しみ下さい。
←チラシ(PDFファイル)はこちら
日 時: |
2010年4月29日(昭和の日) 13:00~19:00 (雨天決行) 参加費無料
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場 所: |
筑波山南西麓 |
主 催: |
筑波山神社、国土緑化推進機構、毎日新聞社
筑波山水源の森づくり実行委員会(NPO法人地球の緑を育てる会他) |
後 援: |
林野庁関東森林管理局、茨城県、つくば市 |
協 賛: |
和興フィルタテクノロジー株式会社、明治乳業株式会社
NPO法人アースマザー |
協 力: |
筑波山旅館組合 |
行き方: |
■車利用の場合
常磐高速土浦北インターから国道125号線直進、
内町下交差点で筑波山方面へ、
筑波山登山口を右折、道なりで到着、
有料駐車場利用
■電車利用の場合
つくばエクスプレス秋葉原始発快速つくば行き 9:00乗車 9:45終点到着
つくば駅A1出口から専用バスあり
10:00 2台 10:30 1台
当日は連休初日のため登山道の渋滞が予想されますので、早めの出発です。
乗り遅れた場合はバスセンター1番、筑波山行き乗車「神社入り口」下車、徒歩 15分を利用して下さい。 |
第一部 植樹祭 |
集合場所: |
筑波山神社参集殿前 |
時 間: |
12:30 受付開始
13:00 開会式
挨 拶
- 田中泰一 筑波山神社宮司
- 青木正篤 国土緑化推進機構常務理事
- 斗ヶ沢秀俊 毎日新聞社水と緑の地球環境本部長
植樹指導
13:40 2006年、2007年植樹地見学後植樹開始
(1000㎡2500本植樹予定 )
15:00 植樹終了 |
第二部 フォーラム 「今、なぜ植樹か」 |
時 間: |
15:30~17:45 |
場 所: |
筑波山神社拝殿内 |
内 容: |
パネラー
- 宮脇 昭 横浜国立大学名誉教授
- 青木正篤 国土緑化推進機構常務理事
- 斗ヶ沢秀俊 毎日新聞社水と緑の地球環境本部長
- 田中泰一 筑波山神社宮司
- 村上洋一 和興フィルタテクノロジー株式会社代表取締役社長
司 会
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第三部 奉納演奏 「いのちの森を讃えて 筑波山から世界へ」 |
時 間: |
18:30~19:30
20:00~21:00
(
周辺旅館にご宿泊の方々や地元の方々のために再度演奏があります。) |
場 所: |
筑波山神社境内 |
演奏者: |
姫神 (ホームページ http://www.himekami.jp をご覧下さい。) |
備 考: |
■演奏終了後のご案内
20:00 ホテル青木屋前から専用バス3台がつくば駅に行きます。 乗り遅れないようにして下さい。 いずれの専用バスも「筑波山水源の森づくり実行委員会」を前窓に表示。
■植樹祭前後の宿泊ご希望の方
ホームページ「つくばさん877クラブ」を参照、青木屋、江戸屋、一望、温泉ホテル、京成ホテル等お早めの予約をお勧めします。 |
*参加ご希望の方は参加申し込み書(印刷用PDFファイル)をプリントの上
ファックス(029-757-1539)でお申し込みください。
またE-mail office@greenglobe.jp で直接申し込みの場合は、必要事項が満たされていれば、フォーマットにこだわりません。 ご質問、お問い合わせはメール でご連絡下さい。
緊急連絡先: 0298-66-0502 (筑波山神社)秋葉、岡野
090-7840-0496 (NPO法人地球の緑を育てる会)石村
E-mail:office@greenglobe.jp
報告
4月29日(日)、前日までの不安定な天気も回復、雨もなく、無事開会式、植樹祭、フォーラム、奉納演奏を終了。
以下、報告です。(4月30日の毎日新聞朝刊に掲載されました。 クリックして拡大→)
■開墾作業
昨年10月半ばより本年4月半ばまでの毎週日曜日、有志が集まってアズマネザザを切取り、スギ、ヒノキ、マツ等を間伐、除伐、散在する大小の石をでき得る限り土留めとし、段々畑状の植栽地を造成しました。年末年始や天候不順で山に入れない日々を除き、延べ約15日間、延べ約200人のボランティアで約1000㎡を開墾しました。
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アズマネザサが隙間なく班網する
開墾前の状況 |
切取ったアズマネザサを土留めに使用 |
ほっこらと耕起 |
■植樹祭
遠くは仙台、福岡からの方を含め、約400人の参加者は、神社境内で宮脇先生の植え方説明など受けたあと、12班が一列に並んで、筑波山神社南西麓の植樹地に向かいました。
開墾作業を終え、大小の石や刈取ったアズマネザサ、間伐材で土留し、階段状に整地された植栽地約1000㎡にシイ、タブノキ、カシ類を中心に20種類、2500本の苗を植え込みました。山林内の植樹で、せっかく耕した植栽地を不必要に移動して土地を固めるのは望ましくなく、苗は植える箇所箇所に事前に配置しておき、しっかりと深めに植込み、ヒノキの葉などでマルチングしました。
植え終わった班から、2006年、2007年植えの植樹地まで移動、健全な成育の苗を見学して山をおりました。
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掘起こした石も土留めに使用して
植栽地を広げる
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苗は手製の背負子で山間部を運搬 |
運搬完了・2500本の苗 |
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開会式で植樹説明する宮脇昭先生 |
植える① |
植える② |
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2006年植えの苗を見学する参加者 |
グループに分かれ植栽地で記念撮影 |
■フォーラム
午後3時半より、筑波山神社拝殿内でのフォーラムが始まりました。
宮脇昭・横浜国立大学名誉教授、田中泰一・筑波山神社宮司、青木正篤・(社)国土緑化推進機構常務理事、斗ヶ沢秀俊・毎日新聞社水と緑の地球環境本部・本部長、村上洋一・和興フィルタテクノロジー株式会社社長ら5人は須藤高志・NPO法人地球の緑を育てる会副理事長の司会で、各分野からの意見を活発に交わし、集まった約200人をこえる参加者は熱心に耳を傾けました。 終了後、参加者全員でお払いを受けました。
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拝殿でのフォーラム |
熱心に聴く参加者 |
■奉納演奏
暮れなずむ夕闇が一段と深くなる午後6時半、「姫神」による演奏が始まりました。
筑波山神社拝殿、八脚桜門同様、ライトアップされた境内の若芽吹くもみじの木、神社後方の大森林をバックにシンセサイザー演奏者・星吉紀氏、志和純子、中島和子両氏の姫神ボーカル、山口太鼓の佐々木氏が熱演。まさに音と光による「奉納演奏」は昼間、参拝者などで賑わう神社をまったく別世界へと変貌、古代より信仰の対象である「神宿る御山」の荘厳で神秘的な空間と音の世界を、集まった300人の参加者は堪能しました。
終了後、近隣住民の方々やホテル宿泊客のために再度演奏され、午後9時、満月を仰ぐ夜空の下、余韻を味わいながら帰途につきました。
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ライトアップされたもみじの木の下で
シンセサイザーを演奏する星吉紀さん |
姫神ボーカル(志和純子さんと
中島和子さん)と山口太鼓の佐々木さん |
ライトアップされた拝殿 |