地球の緑を育てる会について

フィロソフィー

自然との調和を育む森づくり

私たち日本人の特徴的な考え方のひとつに、独特な自然観がありました。古くから神道や仏教の影響で、自然のありとあらゆるものに神が宿り、生きとし生けるものすべては仏のいのちを持つものと、植物や動物を尊重する自然観がありました。人も自然の一部であるという自然を敬う気持で共存していました。そういった自然観が里山の文化を生んだのでしょう。

文明の発達が急速に進み、その自然観が知らず知らずのうちに自然を支配できるものと、思い込んでしまったのではないでしょうか。

現代では目の前の地球環境そのものさえも、私たち一人ひとりの考えひとつで、その様相は一変していきます。森づくりや自然体験、古くからの作法などを通じて、私たち一人ひとりが自然観を養いつつ、自然との調和を育む環境づくりが目的です。

FOSTER THE FOREST はぐくみ育てる

時代とともに荒廃と再生を繰り返し、森林を育ててきた日本の歴史をご存じでしょうか。再生してきたということは、私たちが生きていく中で森林の存在は必要条件でだと言えます。私たちは、生態系から提供される多くの資源や利益の※「生態系サービス」を得ています。この生命を持続するには、「生態系サービス」の土台ともいえる森林が必要なのです。

持続可能な人類となるには、「生態系サービス」を育て、すなわち森林を育て、環境に対する意識を育み、次の世代に継承していくことが大切ではないでしょうか。

※生態系サービス
人類は、生態系によって提供される多くの資源とプロセスから利益を得ている。このような利益は、まとめて「生態系サービス」と呼ばれており、水の浄化や廃棄物の分解といった過程が含まれる。生態系サービスは、次の5つの種類に分割することができ、それぞれ、 供給サービス(食料、原材料、エネルギー資源など)、調整サービス(気候調整、大気調整、廃棄物の分解など)、文化的サービス(精神的な刺激、レクリエーション機会の提供など)、基盤サービス(酸素の生成、土壌形成、栄養や水の循環など)、保全サービス(災害に対する備えなど)があります。