1.中国雲南省昆明市海口林場植樹ツアーのお知らせ →旅行のチラシ(PDFファイル)
雲南省昆明市海口林場で、昨年7月の植樹した苗木は順調に生育しています。 →3.海口林場苗の生長を参照
本年も同様に植樹を行います。 日程は 2012年7月2日(月)~7月8日(日) の7日間です。
植樹後は、世界一を誇る元陽市の棚田や少数民族 の生活に触れ、雲南省の環境や文化を楽しみましょう。 皆様のご参加をお待ちします。 →詳細はエコツァーのページへ
雲南省昆明市海口林場で、昨年7月の植樹した苗木は順調に生育しています。 →3.海口林場苗の生長を参照
本年も同様に植樹を行います。 日程は 2012年7月2日(月)~7月8日(日) の7日間です。
植樹後は、世界一を誇る元陽市の棚田や少数民族 の生活に触れ、雲南省の環境や文化を楽しみましょう。 皆様のご参加をお待ちします。 →詳細はエコツァーのページへ
4月15日(日)、明治株式会社守谷工場では、昨年に続きお花見の宴が開催され、これに合わせて植樹祭がおこなわれました。
4回目の植樹祭となりますが、今回は趣きを変え、守谷工場内の緑地整備の一環として、花物を中心に植樹祭がおこなわれました。 守谷工場南側の道路に面した斜面200㎡に、600本の山茶花、沈丁花、ウィルトニーを植樹し、当会は植栽地の整地、資材の準備、植樹指導の支援をしました。
当日は天候に恵まれ、4月の穏やかな日差しと風のそよぐ中、工場勤務の社員やその家族の約80人が集まり、植込みに熱中の様子でした。
また、新たに社会人人生をスタートさせる新入社員も参加しており、初心の新入社員と花々の生長が楽しみとなった植樹際でもありました。
土起し、土盛り、 丸太設置、 杭打ち等準備作業完了 |
ジンチョウゲ |
ウィルトニー |
サザンカ |
社員やその家族の皆さんで植える |
藁かけ |
植樹完了 |
植樹2年経過、苗の生長 |
植樹3年経過地 5月15日撮影 (寒くてまだ新葉が出ていないので、 これから大きくなるでしょう) |
植樹1年経過地 |
|
|
2006年、2007年、2010年、2011年の間、7回の植樹祭を開催し、延べ約10,000㎡に延べ約2000人のボランティアが延べ約20,000本の植樹を行い、苗は9割の活着率で健全に生育しています。これまでの植樹に至るまでの過程は、3-6ヶ月かけて間伐、土起し等の地拵え(造成)を施し、植樹祭を開催して参加ボランティアが植込みました。
今回の森づくりは、2日に参加者も土起し等の地拵えの造成作業を行い、山林植樹の事前作業を理解した上で、翌3日に植樹祭を開催、前日造成した場所に植樹します。さらに、2日の作業終了後は、筑波山の麓にある「ふれあいの里」に全員が宿泊、懇親を図りながら、山林植樹のみならず、緑環境再生のための意見交換の場を持つ予定です。
共 催 |
筑波山神社、公益社団法人国土緑化推進機構、毎日新聞社、 |
後 援 |
茨城県(予定)、つくば市(予定) |
日 時 |
2012年6月2日(土)、3日(日) |
場 所 |
茨城県つくば市筑波山南西麓 |
申込方法 |
申込締切 5月25日 |
行き方 |
常磐高速土浦北インターから国道125号線直進、 ■電車利用の場合 「つくばエクスプレス・つくば駅」下車、4番出口で待機の専用バスを利用。または 4番出口隣・バスセンター1番乗場「筑波山行」乗車、赤い鳥居が目印の「神社入口下車」 神社まで徒歩10分。いずれも発車時刻・8:00です。 |
集合場所 |
筑波山神社参集殿前 |
集合時間 |
9:15 |
9:30 |
開会式:造成作業の説明 |
9:45 |
植樹地への移動 |
10:00 |
午前の作業開始 土起し作業 |
12:00 |
昼食 |
13:00 |
午後の作業開始 苗の分配、班毎への移動 |
15:30 |
開墾作業は前日だけでは間に合いませんので、それ以前にも これまで同様に毎週日曜日行います。 皆様ふるってご参加下さい。 集合場所や時間は以前のものとかわりません。
日 時: |
2012年6月3日までの毎週日曜日 |
場 所: |
筑波山神社南西麓の山中 |
持ち物: |
軍手(開墾作業に必要な道具はこちらで用意します) |
服 装: |
汚れても構わない長袖、長ズボン、運動靴、日除け帽子等 |
行き方: |
■東京方面からの参加の場合 |
*参加ご希望の方、車の手配の関係から事前に石村(090-7840-0496)までご一報下さい。 |
16:00~18:00 |
休憩&入浴 |
18:00 |
懇親会開始- |
20:30 |
参加者 |
6月2日の造成作業参加者および植樹祭当日のみ参加者 |
集合場所 |
筑波山神社参集殿前 |
集合時間 |
9:15 (つくば駅 始発 筑波山神社行きバス8:00) |
植樹本数 |
2000本 |
9:30 |
開会式 |
10:30 |
植樹開始 |
12:00 |
植樹終了 |
12:30 |
筑波山神社拝殿前にて全員で唱歌「ふるさと」合唱 |
13:00 |
6月2日(土)、3日(日)、危ぶまれていた天候も植樹日和となり、2日の造成作業、懇親会、3日の植樹祭と無事に終えることができました。
6月2日(土)、初の試みではありますが、造成作業を体験できるように植樹祭の前日に植樹祭参加者による造成作業を取り入れました。機械力には頼れない荒廃した山中での植樹、人力による事前の準備作業がその9割を占めます。植樹祭で植えるだけでなく、準備作業の一環を体験して頂くことが目的でした。
事前にある程度の間伐、除伐、土止めはされてはいますが、1,000㎡の植栽地の造成の仕上げと苗の選別、運搬を60人の参加者全員でおこない、翌日の植樹祭に備えました。
造成作業に参加した参加者は森づくりの実感をよりいっそう深めたようです。
つくばみらい市の圃場 苗の出荷準備 (5月31日) |
南三陸町の被災木を資料させて頂いた 看板を設置する海外からのボランティア |
事前準備作業に参加された 60名の方々による土起し作業 (6月2日) |
ツルハシを使っての土起し |
山間を整備しながらマルチング用の 枝葉を収集する(6月2日) |
|
造成作業の終了後、ふれあいの里(つくば市自然活用型施設)にて懇親会が開かれました。
宮脇昭・横浜国立大学名誉教授、田中泰一・筑波山神社宮司、青木正篤・(公社)国土緑化推進機構常務理事、斗ヶ沢秀俊・毎日新聞社水と緑の地球環境本部・本部長の挨拶のあと、「“北海道”千年の森プロジェクト」、「屋久島に鎮守の森を作る会」、「NPO法人森びとプロジェクト委員会」など遠方からの方々の貴重な話しを伺うことができました。 同じ釜の飯を共にして杯を交わし、志を同じくする人達の話が尽きない様子でした。
緑環境再生の輪を広げる上で、相互に懇親を深めることは必要です。
70名の方々による懇親会 森づくりに志を同じくする皆様の貴重なお話を伺う |
6月3日(日)、植樹祭記念看板前(東日本大震災による宮城県南三陸町の被災木を使用)にて南三陸森林組合長・高橋長晴様、宮脇先生、田中宮司、青木常務理事、斗ヶ沢本部長らの手による除幕式がおこなわれ、沢山の企画を盛り込んで植樹祭がスタートしました。
筑波山水源の森づくり第9回植樹祭は、2012年・毎日新聞社全国リレー植樹(10ヵ所)のトップバッター、今回使用された移植ゴテは、使用者のサインアップ後、リレー植樹の10ヶ所全てで使用され、参加されたボランティアの思いを繋ぐものとなります。さらに来春、日本を離れ、ケニアの植樹祭でも使用されます。
今回の参加者は、前夜の宿泊グループに加え、福島県川内村の「むかえる会」、南三陸森林組合、筑波山神社の氏子の方々、まじぇる会、たまもりクラブ、世田谷に植え隊、NPO法人子どもがかける虹の森ネットワーク、アステラス製薬株式会社、明るい社会づくり筑浦協議会などのグループや、石川県や神奈川県などからの一般参加の方々とつくばジャイカ、つくば竹園有効互助会(中国)、国際ボランティア「NICE」、インドネシア協会など28ヶ国約250名が植樹祭に参加、国際都市、つくば市ならではの植樹祭となりました。参加者の一人、青木千里さんの通訳や、宮脇先生の英語の植樹指導など、日本の伝統ある筑波山神社でのインターナショナルな世界、環境問題への関心の高さを伺うことができたのです。
250人の参加者は宮脇先生の植樹指導を受け、植栽地へ向かい、1,000㎡にシイ・タブ・カシを中心に18種類2,000本の苗を植え込み、ヒノキの葉でマルチングを施しました。その後、過去に植樹した植栽地に向かい、健全な苗の成長の様子を見学した後に下山しました。
閉会式で植樹リレーのタスキと移植ゴテが石村章子理事長から次回の植樹地・青森県陸奥市への想いを込めて、宮脇先生と斗ヶ沢本部長に手渡されました。
その後、参加者全員で唱歌「ふるさと」を合唱、なつかしいふるさとの森を思い浮かべ、その森を後世に伝えていく思いを参加者全員で共有しました。指揮者は、5月6日の竜巻で大きな被害を受けたつくば市北条地区にある北条小学校の音楽教諭・橘敦子先生。ご自身のふるさと・福島にも思いをはせながらタクトを振られました。
この模様はハイビジョンカメラで動画撮影され、リレー植樹の専用ホームページにアップされます。毎日新聞社企画の全国リレー植樹地での1回ごとの合唱が重なりあい、最後には植樹祭参加者全員の歌声となります。
http://www.tsunagaru-mori.jp/ (筑波山での動画公開は6月下旬予定です。)
唱歌「ふるさと」合唱後、筑波山神社より昼食が、また氏子の皆様よる手打ちの蕎麦が、㈱明治よりお茶が振舞われ、参加者一同、舌づつみ。多くの皆様に感謝の一日が無事終わりました。ありがとうございました。
筑波山水源の森の看板 各方面からのご支援やご理解を得て、 沢山の登山者が利用するロープウェイ 「宮脇駅」入口付近に設置された看板 |
開会式前の神社境内の様子 (6月3日) |
開会式 植え方指導をする宮脇先生 |
整備された植栽地で 班毎に植える参加者 |
植える つくばジャイカの方々 |
植樹終了後、 拝殿前の階段での記念撮影 |
唱歌「ふるさと」の合唱前に挨拶する つくば市立北条小学校・指揮者の 橘敦子先生 |
ふるさとの合唱 |
北条小学校一年生の菊池音羽ちゃんから送られてきた絵です。
外人のお兄さんと一緒に植えたのが印象的だったそうです。
絵をクリックすると大きくなります |
大和尚二郎さん |
平成24年6月3日に開催された第9回筑波山水源の森づくり植樹祭は、筑波山神社、国土緑化推進機構、毎日新聞社、NPO法人地球の緑を育てる会等の共催で行われた。当日はあやぶまれた天候も心配したほどでもなく、海外からの参加者も含めて総勢250名という盛大なものとなった。
私は前日6月2日の地拵えから参加して60名の人たちと共に汗を流した。作業はスギの山中の活動であった。その日作業を振り返ると、作業をはじめる前、神社拝殿前にて作業の無事を祈り、手に手にツルハシやスコップなどを持ち、長靴や地下足袋姿も凛々しく山道を進んだ。
植樹予定地はかなり傾斜のある場所で、それぞれテープで区分けされている。植樹する場所は2~3坪くらいのさながら棚田の如くであった。そこに硬い筑波石がごろごろとしている。その石を取除かなければならない。作業はなかなかはかどらない。石に沿ってツルハシを振るう。五分もたてば一息つく。仕事はなかなかはかどらない。大きな石がようやく全容を現すと2.3人がかりで「ヨイショ、ヨイショ」と取除く。若い女性が一緒にやる場合もある。
午後はそれぞれ区分けされた植樹場所に手渡しで苗木を運んだ。かなりな傾斜地に男女の区別無く一列に並んだ。「ヨイショ、ヨイショ」の掛け声がかかる。かくして植樹祭前日の下準備は終わった。汗をかいた体に樹間を縫って吹く風が快い。初顔合わせの人びとの間に「お疲れさま。」の声が飛び交う。その後、それぞれの車に分乗し、宿泊地の筑波山の麓にある「ふれあいの里」に向かった。
宿での懇親会は宮脇昭先生はじめ各共催組織の代表者の挨拶を皮切りになごやかに始まった。私の同室者は自分も含めて四人で、同じ年代の方々で、はじめてお会いしたのに旧来の知己の如く話がはずみ親睦を深めた。 明けて6月3日は下準備の甲斐もあり、滞りなく進んだ。海外からの参加も多く、国内では東日本大震災の被災地からの参加者もあった。被災地の一日も早い復興を願い、緑を植える。誠に記念すべき植樹祭。いつまでも、いつまでも心に残ることだろう。
育苗や筑波山の水源の森をつくる活動に、この度、海外からのボランティアに支援を願う機会を得ました。40代の開澤真一郎氏率いるNPO法人NICEの主な活動、国際間のワークキャンプシステムを通して集まった、アメリカ、トルコ、韓国、香港、台湾、日本人のコーディネーターを含む男女7名の20代の若者でした。
6月2、3日と1泊2日の筑波山水源の森づくりのイベントの前後10日間、当会の圃場に滞在し、 自炊しながら、筑波山中の植栽地造成(間伐後の山林の除草やツルハシやクワでの土起こし作業)や、苗の出荷、山中への苗の運搬などいずれも重労働で、連日の作業はきつかったと思います。現地集合、現地解散という決まりであれば、彼らとてもはじめて顔を合わせる者同志。いきなりの異国の地での合宿や労働に耐えられるのかどうか、受け入れに際しては一抹の不安もありましたが、案じても始まらない、一日、一日を大切にと関係者は心に誓ってのスタートでした。
作業に対する心構えや作業実績に個人差はあるものの、終わってみれば、彼らもすっかり団結し、作業や植樹祭を楽しみ、再会を期して帰国の途につきました。自国の自慢料理を作ったこと、回転寿司に喜んだこと、植樹祭前夜の宿泊での浴衣姿が可愛かったこと、部屋の整頓のみならずトイレも台所も磨き上げて帰国したこと、別れの寄せ書きなど、作業の他の思い出も一杯です。
中国の沙漠に木を植えに行くという一方通行でなく、海外から木を植えに来る、そんな時代になったのだとつくづく思いました。植樹祭にはつくばジャイカ、つくば市に留学する中国人研究生など、30ヶ国、約90名の外国人も参加しました。お国に帰れば要人となる方々です。中国で木を植えながら、世界の人びとが一同に会し、モデル的植樹をし、それが世界に広まる、そんなことが出来るといいなとは思っていましたが、気付いてみると、そんなミニバージョンが古式ゆかしい筑波山で出来たのかもしれません。時代の要請、若者の価値観など、かなりのスピードをもちながら世界的規模で変化していることを感じたこの2週間でした。
筑波山植林地 「“カイコン”楽しい!」 |
圃場で 苗の積荷 |
植樹祭当日 植えたよ! |
自炊 お国自慢料理「今日は餃子」 |
さようなら・・・ また、いらっしゃい |
昨年7月、国土緑化推進機構の支援を受けて、雲南省昆明市海口林場(40ムー・26400㎡)の一部、
8.5ムー(5610㎡)に緑環境再生のモデル林の造成目的で14000本の苗を植えました。
緑色環境発展基金会の陳継海理事長との間では、「宮脇方式」の実施に関し、いろいろ苦労もありましたが、8ヶ月経った2012年3月、同理事長の「いや、驚きました、宮脇方式の植樹は98%の活着率、しかも3倍の生育速度です」とのコメント付きの健全な苗の写真がメールで送られてきました。
これを受け、本年7月にも植樹を行います。高台で石が多く、このところの旱魃で森林消火用のトラックでの給水も課題の一つなので、造成方法に応用を加えながらの作業となります。
今年も海口林場の中日合作植林を行います。折角雲南まで行くのです。植樹が終わった後は、少数民族の暮らしぶりに触れたり、世界一の元陽の棚田(巾1km、落差500m)を見学します。NHK総合でも取り上げられたイ族によって1000年も受け継がれている稲作文化です。日程は改めてお知らせしますので是非、ご参加下さい。
|
||
植樹8ヶ月後の苗 |
|
一面に広がる植樹8ヶ月後の苗 |
NHKテレビテキスト「趣味の園芸」(月刊雑誌)6月号に「いのちを守る森の防潮堤」構想の中で、当会が紹介されました。(P.85~86) (2012年5月21日発行・発売、6月号、通巻471号)
内容については購入してご一読下さい。(画像をクリックすると購入画面にリンクします)
「趣味の園芸」6月号 |
「いのちを守る森の防潮堤」とは
復興の課題となっている震災瓦礫を埋め、土盛りを加えてマウンドに造成。その上に土地本来の常緑広葉樹(潜在自然植生)を多種、混植、密植して森を促成させ、森の防潮堤を築く構想。
東日本大震災では、海岸の防災林の松の倒木により被害を拡大した一方で、自生する常緑広葉樹は押し寄せた津波に耐えて残っていました。自生する本物の森は災害に強く、地域を守ってきた例が数多くあります。
通常は防災林や砂防林として機能し、地域の憩いの場所として活用することができ、気候変動の緩和、地球温暖化対策にも貢献します。
新聞でも数多く取り上げられていますので、ご紹介いたします。 (それぞれ画像をクリックすると拡大されます)
|
2011年5月5日(土) 毎日新聞朝刊13面 |
2011年5月5日(土) 毎日新聞朝刊12面 |
2011年6月4日(月) 毎日新聞朝刊24面 |
2011年6月4日(月) 毎日新聞朝刊22面(茨城南版) |
この森づくりには沢山の苗木が必要となります。どんぐりの収集や苗木づくり関連の情報はホームページに随時アップさせて頂きますので、ご覧頂き、質問や希望などご連絡下さい。
タブノキの実は、秋ではなく、7月、8月に落下します。 東北沿岸に緑の防潮堤をと宮脇先生は提唱しておれますが、タブノキが 多く植えられる予定です。
近くにタブノキがあるようでしたら、 収集して播種、育苗することができます。
種を拾って苗にする、植込み適期となるまでの2~3年の間、 注意深く苗を観察しながら、育てていくうちに、沢山のことが 学べるでしょう。よかったらトライしてみませんか。
種の処理方法、育苗方法、その後の管理等につきましては、当会 までメール、電話 090-7840-0496 などでご連絡下さい。
タブノキの実 |
タブノキ |
参考例:石巻市網地島 |
9月9日に下記の内容の放送があります。
筑波山水源の森づくりのことも少しですが、出るようですのでご覧下さい。
「みどりの募金」特別番組 「森の力」
~森林再生から震災復興へ~
2012年9月9日(日) 17:30~18:00
BS12(TwellV)
http://www.twellv.co.jp/program/documentary/ryokuka01.html
チラシもご覧下さい。(画像をクリックするとPDFファイルにリンクします)
特別番組「森の力」 |
君たちに伝えておきたい 日本の原風景募集 「1枚の手紙」募集 |
|
本年も国土緑化推進機構の助成金を活用して2年目となる植樹活動を行いました。
「昨年、植えたこの海口林場の目の前にある樹木の活着率は95%、生長速度は、通常の雲南植樹の3倍だ。」 本年7月3日の植樹祭の開会式で、雲南省緑色環境発展基金会の陳継海理事長はこういって、宮脇方式による当会の植樹方式を高く評価されました。
本年は植栽地にマウンドを作り、藁のマルチングをかけて、縄をはりクイでとめた日本方式の植樹だけでなく、中国方式をも工夫を加えて採用しました。日本方式では、1㎡に3本の割りでポット苗を植樹。中国雲南省では通常、2m四方に1本の割合で植え穴を掘って植樹しますが、そうではなく植栽地を全面耕起し、1m四方に2本の常緑広葉樹を植え、刈り込んだ草や藁でマルチングする方法を採用。いっぽう、日本方式では、巾5m、長さ30m高さ2,5mの土を盛り上げたマウンドをつくり、これにコモをかえて縄を張り、クワでとめたところに、鉢育苗の石楠、冬桜など5種をコモを切り開いて植えました。
中国側からは、陳継海理事長はじめ海口林場の関係者50人、現地農民20人が参加。日本側からは4人が参加し、この日植えられなかった植栽地には、現地農民に依頼して、植樹を完了。日本方式と中国方式の植樹の生長の違いがどう結果するか、興味がもたれます。
昨年植えた苗の生長 |
中国式 |
日本式 |
当会の活動主旨にご賛同頂き、団体会員でもある和興フィルタテクノロジー株式会社(本社東京都千代田区)は2005年より、つくば工場、静岡工場に通算5回の植樹祭を行い、4895㎡に18,915本の苗を植えてきました。いづれも工場敷地を囲む見事な森を形成しています。
この度、設立60周年を記念し、筑波山神社林内の荒廃林を整備し、植樹を行って世に貢献する事業を行うことが筑波山神社宮司・田中泰一氏との間で合意しました。
当会はこの事業の支援協力を行い、植樹祭の7月28日に至る2ヶ月間に荒廃した林内を整備、耕起し、約1000㎡の造成を行いました。植樹祭当日には、85名のつくば工場社員の方々と当会スタッフが協力、30種2000本の苗木を植樹、シイ、タブ、カシ、ユズリハ、カクレミノ、ヤマモモなどの高木、亜高木の他、林道沿いに、ツツジ、アジサイ、マンリョウ、ジンチョウゲ、キンモクセイ、ギンモクセイ等の花木の苗も植えました。
暑さ厳しい植樹祭で、参加された社員の方々、特に麓から背負子で苗を植栽地まで運ばれた有志は、思い出に残る植樹祭となったことでしょう。でも、長い猛暑にも耐えて、苗木は健全に生育、9月、その様子を伝える写真に皆喜んで下さったそうです。
開墾作業に参加された つくばジャイカのひとたち 休憩時間にスイカで水分補給 |
麓から背負子で苗を運び上げる社員の方々 |
猛暑にめげず植える社員の方々 |
客土も人力で運び上げる |
猛暑に負けず健全に生育する 植樹後2ヶ月経過の苗 |
|
今年、区制80年を迎える東京都世田谷区が、ニュータウン化が進む二子玉川地区の多摩川左岸域に整備中の「二子玉川公園(広さ6.5ヘクタール、今後、様々な市民団体が植樹や花壇づくりなど行う予定)で、9月9日、世田谷区、毎日新聞社、国土緑化推進機構の主催、宮脇昭・横浜国立大学名誉教授指導による植樹祭が行われました。
「世田谷に植え隊」という新しい団体が共催しましたが、当会は植樹活動の経験から特別協力を依頼され、土質向上のための完熟チップ搬入や土盛りの整形等の指示を行い、当会で育成した苗木の提供等植樹全般にわたり協力、マルチングに稲藁の使用が禁止されているためチップを使用、放射線量検査済みのチップの手配なども行いました。
晴天に恵まれた植樹祭当日は、世田谷区長・保坂展人氏をはじめ、約800人の参加者があり、市民の手で環境を守ろうという区民の民意の高さに驚かされました。「世田谷に植え隊」が呼びかけて集まった若者が、植樹祭までに数日かけて指示通り造成、植栽地としてすっかり生まれ変わった植樹地に、1200本の苗木が植えられました。苗の隙間をチップでしっかりと埋めるマルチング作業も参加者が行い、荒れた土地の広がる公園予定地の一角が、緑の苗木で瑞々しくなり、公園造成に携わる区関係者も作業員の方々も、憩いの場のようだと喜んでいました。
客土搬入、耕起等の作業後、 準備の整った植栽地 |
参加者多数で植込み順番待ち |
|
福島県川内村は昨年3月の福島第一原子力発電所の巨大地震による事故後、強制移住を余儀なくされた村です。昨年、9月には村に残る「むかえる会」の婦人たちが中心となって毎日新聞社、国土緑化推進機構との共催で植樹祭が行われました。
今年は強制移住も解除され、徐々に村に戻る人も増えてきてはいますが、まだ1000人前後ということです。そんな中で、村では植樹祭を今年も続ける方向で、川内村小学校の校庭に宮脇先生の指導により9月17日、植樹祭が行われました。
当会は昨年同様、森づくりに大切な事前の造成作業、植樹に必要な機材の貸出し、植樹指導などの支援を行いました。また、昨年の植樹地の除草作業を実施、寒さに耐えて苗はしっかりと根づき、今後の生長が期待されます。
しっかりと耕起し、準備の整った植栽地 |
10年前に統合・新設された小学校 |
除草された昨年植えの苗木 |
1年経過の昨年植えた苗 |
昨年植えた苗の生長 ユズリハ |
昨年植えた苗の生長 アカガシ |
スダジイ苗 |
東京都が東京湾中央防波堤付近の埋立地に造成する「海の森」では、苗を育てる団体を募集、その苗を植樹に使用していますが、昨年同様、本年も3年掛けて育成したスダジイの苗80本とシロダモ20本を10月1日、寄贈しました。10月6,7,8日と植樹祭が行われました。
その模様は http://www.uminomori.metro.tokyo.jp/ をご覧下さい。
アステラスビジネスサービス株式会社(つくば市御幸ヶ丘)は、当会との協力体制のもと、広大な敷地の御幸ヶ丘事業所の中で落ちるコナラ、シラカシ、スダジイ等のどんぐりの実を拾って3年かけて育苗し、当会と協力して筑波山神社林内に第1回の植樹祭を行いました。
アステラス製薬は、以前、臓器移植時に起こる抗体反応に効果する微生物を筑波山中で偶然発見、この事実に対し筑波山にいつか恩返ししたいと願っていたとのことで、筑波山神社宮司・田中泰一氏の合意のもと、この意味を込めての植樹祭が10月7日に行われました。
10月7日の植樹祭以前、当会は荒廃した植栽地を間伐、除草などの整備を施し、10月6日にはアステラス製薬の有志の方々40名が植栽地200㎡の耕起作業を行いました。石を除き、土が軟らかくなるまで、クワやツルハシを使っての作業、皆夢中で日頃の事務作業とは異なる労働にいい汗を流されました。
植樹祭当日は 70名の社員やその家族が参加、少々の雨模様にも拘らず、子どもさんたちも一生懸命植樹、アステラスの育てた苗、当会育苗のものと合わせ、17種類、600本の苗を植え込みました。同社にとっては、3年の歳月を掛けて育苗から植樹の日を迎えたこともあり、参加者は皆「感動の一日でした」との感想でした。
小雨にもめげず植える社員の方々 |
苗の運搬作業 |
|
当会圃場(茨城県つくばみらい市)では、10月現在、約8万鉢のポット苗を育苗中です。宮脇昭・横浜国立大学名誉教授により、シイ、タブ、カシなどの常緑広葉樹の高木を中心に、ユズリハ、ヤマモモ、ネズミモチ、ヤブツバキ等約20種類を育てています。
これらの常緑広葉樹が屋外で育苗可能なのは当会のある茨城県南部が北限のようで、それ以北だと農業用ハウスが必要となります。昨冬はマイナス5℃以下になった日もあり、圃場の苗もハウスに移動するなど、工夫も必要です。今年は、依頼があって各地方で苗が使用されました。
4月下旬、岩手県大槌町で横浜ゴム株式会社が支援する防潮堤づくり植樹祭、5月下旬、宮城県岩沼市が主催する防潮堤づくり植樹祭、6月中旬、日本財団主催による福島県山元町の八重垣神社植樹祭、茨城県小美玉市にある横浜ゴム工場植樹祭等に当会の育てた苗、約1万本が出荷されました。育てた苗の中から良質な苗を選びだし、無事、目的地まで搬入する作業、吾が子の嫁入りのようで気の抜けない日々が続きます。
選別され岩沼市の植樹祭に出荷される苗 |
新芽を痛めぬよう工夫して嫁入り |
|
ジャイカ横浜が主催し、(財)地球環境戦略研究機関・国際生態学センターが協力する潜在自然植生に基づく緑環境再生を学ぶインド、ミヤンマー、ラオス、ケニアからの研修生6名が、11月28日、45日間に及ぶ座学、実学の研修の一環として当会の圃場を見学しました。
ジャイカの研修生受け入れも今回で4回目となりますが、毎年出る質問の中で、一番関心のあることは、苗そのものよりも、経済面からの運営基盤のことです。自分たちも市民活動としてやってみたいが、国からどれくらいの支援があるか等々。「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」という、二宮尊徳の名言がありますが、寝言と言われないような経済的運営を堂々と示唆できるNPOに早くなりたいなどと思います。
その後、ジャイカつくばでは、当会活動全般について映像を交えて石村理事長が講演しました。
12月15,16日の両日、NPO法人森びとプロジェクト委員会(理事長・岸井成格氏)と当会有志、計20人は、筑波山神社林内のスギ、マツ、ヒノキ等の過密林で間伐を行いました。
昨年の6月3日の筑波山水源の森づくりに参加された高橋佳夫副理事長の提案で、お互いチェーンソーの使用に注意を払いながら、協働、すっきりとした針葉樹林に変身しました。
15日の夜は、いこいの里に宿泊、多彩なメンバーの自己紹介、森づくりへの想いなど語り合い、足尾銅山の森林再生に取組む同法人の行事にも是非参加しようとの希望の声もでました。次年度は他団体の主催する行事にも皆様が参加できるよう、情報を収集提供したいと思っています。