活動報告

「森活プロジェクト2019」が実施されました。【2019年6月9日】

茨城県桜川市から入山する筑波山中の羽鳥地区には『全国緑化行事発祥の地』があります。80余年前、全国主だった山々の荒廃を憂えた当時の林野に関係する人達が全国緑化運動を唱え、第1回の植樹祭が行われたところです。その功績は時を経て、(一社)日本森林学会により、2013年林業遺産に指定されました。この事実はあまり世に知られておらず、立派に育ったスギ林の周辺や、記念碑までの林道が荒れています。当会は2013年よりこの地の整備を桜川市、茨城森林管理署との協議のもとすすめており、6月9日、整備作業が行われました。森林管理署の岡井署長からこの地の説明を頂き、25名の参加者は周辺の倒木を活用して丸太階段づくりに汗を流しました。森林内での作業は参加したものでなければ感じることのできない心地良さがあります。街の喧騒を離れ、森のフェトンチットを浴びながらの作業は心身ともに清められる感があります。最初は昆虫が苦手と言っていたお子さんもサワガニの出現に興味津々、とうとう近寄っていって食い入るよに観察していました。環境は教育の母です。

一覧へ戻る