第5回「筑波山水源の森づくり植樹祭」が開催されました!【2010年4月29日】
■植樹祭
遠くは仙台、福岡からの方を含め、約400人の参加者は、神社境内で宮脇先生の植え方説明など受けたあと、12班が一列に並んで、筑波山神社南西麓の植樹地に向かいました。
開墾作業を終え、大小の石や刈取ったアズマネザサ、間伐材で土留し、階段状に整地された植栽地約1000㎡にシイ、タブノキ、カシ類を中心に20種類、2500本の苗を植え込みました。山林内の植樹で、せっかく耕した植栽地を不必要に移動して土地を固めるのは望ましくなく、苗は植える箇所箇所に事前に配置しておき、しっかりと深めに植込み、ヒノキの葉などでマルチングしました。
植え終わった班から、2006年、2007年植えの植樹地まで移動、健全な成育の苗を見学して山をおりました。
掘起こした石も土留めに使用して |
苗は手製の背負子で山間部を運搬 |
運搬完了・2500本の苗 |
開会式で植樹説明する宮脇昭先生 |
植える① |
植える② |
2006年植えの苗を見学する参加者 |
グループに分かれ植栽地で記念撮影 |
■フォーラム
午後3時半より、筑波山神社拝殿内でのフォーラムが始まりました。
宮脇昭・横浜国立大学名誉教授、田中泰一・筑波山神社宮司、青木正篤・(社)国土緑化推進機構常務理事、斗ヶ沢秀俊・毎日新聞社水と緑の地球環境本部・本部長、村上洋一・和興フィルタテクノロジー株式会社社長ら5人は須藤高志・NPO法人地球の緑を育てる会副理事長の司会で、各分野からの意見を活発に交わし、集まった約200人をこえる参加者は熱心に耳を傾けました。 終了後、参加者全員でお払いを受けました。
拝殿でのフォーラム |
熱心に聴く参加者 |
■奉納演奏
暮れなずむ夕闇が一段と深くなる午後6時半、「姫神」による演奏が始まりました。
筑波山神社拝殿、八脚桜門同様、ライトアップされた境内の若芽吹くもみじの木、神社後方の大森林をバックにシンセサイザー演奏者・星吉紀氏、志和純子、中島和子両氏の姫神ボーカル、山口太鼓の佐々木氏が熱演。まさに音と光による「奉納演奏」は昼間、参拝者などで賑わう神社をまったく別世界へと変貌、古代より信仰の対象である「神宿る御山」の荘厳で神秘的な空間と音の世界を、集まった300人の参加者は堪能しました。
終了後、近隣住民の方々やホテル宿泊客のために再度演奏され、午後9時、満月を仰ぐ夜空の下、余韻を味わいながら帰途につきました。
ライトアップされたもみじの木の下で |
姫神ボーカル(志和純子さんと |
ライトアップされた拝殿 |