活動報告

中国砂漠植林と中国内蒙古自治区恩格貝&巴彦木仁植林ツアーが実施されました。

今回の主な参加者は佐賀県に本山を置く中山身語正宗の方々で砂漠は初めてとのこと、砂漠の植林では、モデル的存在の伊克昭盟の恩格貝、これから植樹をスタートさせる巴彦木仁、両地区の対比を肌で感じ、砂漠を緑にする目的や手法を学ぶことを主眼に福岡空港から出発しました。成田発、福岡発のフライト双方とも、別々の理由で到着が遅れるハプニングからのスタートでした。

 恩格貝では、故遠山正瑛先生の指揮のもと、各地からの日本人ボランティアがこれまで植えてきた約370万本の樹木に加え、最近では中国の企業や団体が大量の植樹を行い、立派に育ったポプラが果てしなく続く光景は圧巻でした。

以前に植えられたポプラは 恩格貝賓館の前で 巴彦木仁での植樹

以前に植えられたポプラは
天をつくように大きく成長

恩格貝賓館の前で

巴彦木仁での植樹

 一方、阿拉善盟の巴彦木仁は、黄河沿いに続く延々とした砂地で、ポプラやタマリスクを植えました。ボランティアで植え切れない分は、後から現地の農民に植えていただくことで、両方の砂地にポプラ、タマリスク、サジ等5000本の苗を植えました。

スコップが丸ごと入る程の 近隣農家から運ばれるポプラ苗 メイクザへブンのメンバー

スコップが丸ごと入る程の
深い穴を掘ってポプラを植える

近隣農家から運ばれるポプラ苗

メイクザへブンのメンバー

 また、合同でこのツアーを企画したNGOメイクザへブンの一行は、諸般の事情から 私たちより2日前に出発、同じ行程を逆周りして恩格貝で合流、両団体の親交を深めました。思い思いのファッションで自己表現を楽しみながら、しかし真剣に木を植えるメイクザへブンのメンバー、毎朝の読経を欠かさぬ信仰心の深い中山身語正宗の方々、全く異質の団体が、お互いの良さを認め合って、環境課題に取組む姿勢は、今年は世界の国々から参加者をの希望は叶いませんでしたが、お手本となるような光景でした。実際に何本の木を植えたかも大切なことでしすが、国際的視野を持ち、環境課題に目を向けて下さる方が一人でも増えて下さることもまた重要なことです。このツアーが中日新聞に掲載されました。 ご覧下さい。 → 新聞記事はこちら

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