活動報告

稲藁束ね作業を実施しました。【2005年9月23日】

「ふるさとの木によるふるさとの森づくり」には、植えた苗を保護するために細断しない、長いままの多くの稲藁を必要とします。NPO法人地球の緑を育てる会では、茨城県南部の2,3の農家のご理解を頂き、以下の予定で9月23日(金)に稲藁束ねの作業を行いました。

場  所:茨城県水海道市、つくば市、伊奈町(現つくばみらい市)
東京方面からの場合
いづれも「つくばエクスプレス(秋葉原駅始発)の最寄の駅まで、車で送迎します。

作業日時: 9月23日(金) 8:30~昼過ぎ(弁当は用意します)
服 装 等: 軍手、日除け帽子、汚れても構わない服装、作業に耐える靴(田んぼの水なし)
連 絡 先: NPO法人地球の緑を育てる会
石村章子
TEL&FAX:045-812-9696
携帯:090-7840-0496
E-mail:office@greenglobe.jp

 

参加された方から感想を頂きましたので、ご覧下さい。

稲藁(いなわら)たばねに参加して

秋山慶太(横浜から参加)

 9/23祝日に筑波に程近い守屋近郊の田んぼで稲藁束ねに参加しました。 今回“地球の緑を育てる会”のイヴェントに初参加で期待と不安が入り混じった中で開通したばかりのつくばエクスプレスに乗りました。このことはWEBで知りました。

 駅で石村さんと参加いただける方と合流し草間さんの車で田んぼに向かいます。事前学習の成果か植林のことは分かっていてもまだ肌で全体像がつかめない私にとって、だんだんお話聞くにつれだんだん何が目的か良く分かってきます。植林したときマウンド状に土を盛りますが、苗や土を押さえてしばらく安定させるために大量のわらが要るのです。条件のよいわらはこの時期しか取ることが出来ません。田んぼにつくとすでに地元茨城農家の有志の方たちが10名ほど先に束ねていただいていたので、自己紹介後に作業に入りました。

 田んぼには沢山の蛙、ばった、こおろぎ、蜘蛛、なんかがいてそれを狙う白い鳥がいました。今回は稲刈り取りの時にあらかじめ一まとめに田んぼに落としてあったので非常に効率よく作業することが出来ました。初めは束ね難いものも徐々になれてスピードが上がってきます。朝方は涼しい風が心地よかったですがだんだん気温は上昇。帽子に長袖は正解でした。途中休憩があり、おにぎりや漬物、梨の差し入れがあり、しみこむように体に入っていきます。おにぎりもその田んぼでとれた新米です。

 2箇所の束ねが終わり今度はグループの活動拠点である、わら置き場やポット苗の栽培場所を拝見しました。どこかで苗を買ってくるのではなく一粒のどんぐりから育ててゆきます。皆さんボランティア中心なので極力コストがかかる方法でなくアイディアを絞ります。ここまで来るのにかなりの試行錯誤があったと聞き、実際に見てなるほどと実感できました。育てば30mにもなる樹も初めはものすごくかわいい新芽だったのは驚きです。これから先の世代にしっかりと受け継がれるものを作る喜びは例えようのないものがあります。

 最後に根岸さん宅にお邪魔し皆で和みます。根岸さんからロープの秘技も披露され、皆やってみますがそんなに簡単ではありません。お金でなく技術を教える、考え方を教える方がずっと貴重であると感じました。

 泥に汚れたワークブーツをはいたまま、きっと明日は筋肉痛であることを思いつつ帰路に着きました。(やはり筋肉痛になりました、、、。) これからも参加して行きたいと感じました。今後もよろしくお願いいたします。

稲藁を束ねる 稲藁を運搬

 

 

 

 

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