新年度にむけて!
2001年の会の設立とほぼ同時に開始されたどんぐりポット苗の育苗も丸15年が経過しました。宮脇昭横浜国立大学名誉教授の「落ちているドングリは大事な地球資源、拾い集めて苗に育て、植樹すると立派な社会貢献ができる」というお話に、つくば市にある「明るい社会づくり筑浦協議会」と共に、本当にできるかどうかトライしてみようと始めたのがきっかけでした。その後、途切れることなく活動は続き、苗の種類も20種類以上、これまでに学校、企業、公園、神社境内などに植えられ、早い時期のものはすっかり森に成長し、世に貢献しています。
この圃場は建設会社の資材置場だったところをお借りしていますが、その敷地は3000坪と広大です。苗場としては、その敷地は約3000坪と広大です。苗場として使用しているのはその一角に過ぎず殆どは雑草に覆われていました。これまで活動に追われる日々で、圃場の利用など考える暇もありませんでしたが、訪れる方々が「こんな広いところなんですか~。」「静かでいいところね、なんとなく昔に帰ったようでほっとする。」、「交通のアクセスもいいし、広場がもったいない。」、「いきいきとした苗を観ながらご飯を頂いたら美味しいだろうな。」などのご意見を頂き、自分達の活動の足元を見直すようになりました。
これまで人が集まるときは特設のバーベキューコーナーで楽しんできたのですが、共に活動をする近在の農家の皆さんが、今ではもう使われることのなくなった臼や杵、冠婚葬祭には大活躍した鉄製の大なべやかまどなどをご寄付下さったのです。また、炭焼き釜もプレゼントするよという方も現れ、失われつつある、知恵の一杯つまった古き良き時代の道具がそろうことになりました。ピザ釜の設置も検討されています。資材置場だったこともあり、芝生や遊歩道があるなどのように決して整備された空間ではありませんが、何よりこの広場では汚れることや壊すことなど気を使うことなく、自由に遊び活用できることです。子どもたちって案外そんな場所が好きなものです。シルバーエイジのゆとりの憩いの場所として、楽器の練習場としてなど、あらゆる年代の方々が目的を持って利用、楽しめる広場を提供できたらと思っています。50台くらいは駐車も可能ですし、つくばエクスプレス「みらい平駅」(始発の秋葉原駅から40分)利用、車で10分ほどと都心からも近く、是非皆様に使用して頂きたく思います。
また、圃場の南隣の畑(2反7畝)をお借りしました。3月には立正佼成会土浦教会とまじぇる会がジャガイモの植え付けをしました。まだまだ畑は空いていますので、ご希望の方は是非土と親しんでみて下さい。農業、林業、共に人間の生きていく根幹の営みです。土に触れることの少なくなった昨今、努めてそのチャンスを見つけることは、お子様の教育にも、シルバーエイジの健康と若返りにも役に立つと思います。自然に親しんで育った子は知能が高いと言われているそうです。さまざまな勉強教室も開けるし、災害時の一時避難場所としても役立つのではないでしょうか。ご関心のある方、是非ご一報ください。
和興フィルタテクノロジー㈱つくば工場 植樹後7年経過時
圃 場
駐車場、後方は隣接する倉庫会社
2反7畝の畑