1.筑波山森育ワークショップへのお誘いと報告

 2月26日(日)、下記要領で森育ワークショップを開催します。単に植樹するだけでなく、苗づくり体験、森の中での伐倒の見学、里に下りてきて間伐材を活用しての木彫り体験という樹木の誕生から活用に至る一連の作業の中に、生命循環の重要性を体感して頂くというワークショップです。是非奮ってご参加下さい。

ワークショップチラシ 毎日新聞社社告  

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主 催

NPO法人地球の緑を育てる会

共 催

公益社団法人国土緑化推進機構、毎日新聞社、筑波山神社

協 力

一般社団法人 TOBUSA

後 援

筑波山ジオパーク推進協議会

日 時

2017年2月26日(日)

集合場所

筑波山神社参集殿前(つくば駅4番出口より7:50発専用車待機)

内 容

〔午前の部〕
8:30 集合
9:00 開会式
9:15 苗木づくりの場所に移動、苗木づくり体験
9:45 植樹地へ移動、広葉樹800本植樹
11:10 下山 解散


〔午後の部〕(希望者のみ先着20名、参加費1000円)
11:20 つくばみらい市のNPO法人地球の緑を育てる会圃場に移動
     (筑波山神社指定場所より専用車で移動、
      自家用車の方は自力で圃場へ)
     圃場住所:つくばみらい市狸穴向長昨1389
            (当日地図をお渡しします)
12:30 「薪で焚くご飯を食べよう!」昼食
     (軽食ですので、各自調整して下さい)
13:30 間伐材を活用した木彫り体験
     東京芸術大学教員による直接指導
15:10 閉会式
     式後、専用バスにてつくばエクスプレス〔みらい平駅〕に送迎

服 装

長袖、長ズボン、日よけ、虫よけ、雨具、タオルなど

申込内容

氏名、性別、年齢、住所、電話番号、メールアドレス明記して下さい。
午後の部の参加希望の可否、貸切バス乗車ご希望の可否を明記して下さい。

申込み先

メール office@greenglobe.jp

FAX  029-757-1539

緊急連絡先

090-7840-0496 石村まで

    

筑波山森育ワークショップの報告 (苗作り、植樹、伐倒見学、木彫り体験から木の循環を学ぶ)

 戦後、全国的に植えられたスギ、ヒノキ等の針葉樹等が伐採適期を迎えながら、管理不足や運搬面での問題から未利用のまま放置されているところが全国的に多いことが指摘されています。

開会式

開会式

受付

受付

 木材活用が評価されている現在、今後は植樹だけでなく、樹木活用を積極的に行い、育てる、植える、伐る、使うの循環を世に発信していくことを目的として2月26日(日)、110名が参加して森育ワークショップが行われました。

 活動はつくば市の筑波山神社林内とつくばみらい市の当会圃場の2ヶ所で実施されました。

筑波山での活動

 筑波山神社林内での ①苗作り、②植樹、③伐倒見学 が行われました。

地元の参加者のみならず、首都圏、つくばジャイカで学ぶ発展途上国の研修生20名、つくば市で働く中国人8名など合計110名が参加しました。青木正篤国土緑化推進機構常務理事、下平敦茨城森林管理署長、秋葉筑波山神社禰宜の挨拶等の開会式の後、4班に分れて活動地へ移動しました。

①苗作り(白雲橋登山道入り口近くの駐車場で)

 つくばみらい市の圃場で発芽したアカガシの幼苗(裸苗)のポットへの移植を一人ひとりに体験してもらいました。ポットの中心で苗を持ち、根部と幹部が案配よく分れる点まで土を入れて、ポット苗に仕立てます。子供づれの家族などは特に積極的に子供達への指導を行っていました。

苗作り体験➀ 苗作り体験②  

苗作り体験①

苗作り体験②

 

②植樹

 苗作り体験場所の隣に置かれた10種(シラカシ、アカガシ、ウラジロガシ、スダジイ、ヤマザクラ、コナラ、タブノキ、シロダモ、ヤブツバキ、ユズリハ)800本の苗(60籠に分配)を参加者が一籠ずつ担いで植樹地まで運び挙げますが、途中200段の階段を上らねばならず、現場に到着するまでが一仕事です。4班に分れて植樹、その後、苗の保護、土砂流失防止などを目的として間伐材の葉を活用してのマルチングを行いました。

植える マルチング  

 植える

マルチング

 

③伐倒見学

伐倒見学

伐倒見学

 植樹に至るまでには植栽地の造成が不可欠、不適切なスギ、ヒノキ等を間伐、その丸太を活用して土留めに設置します。これらの作業は、植樹祭前に準備しておきます。本来であれば間伐した材が麓に下ろされ、使用されて初めて樹木の循環が繋がるのですが、間伐作業がいかに困難で慎重さを要する作業であるかを参加者に理解して頂くことを目的に伐採作業の見学を行いました。
 下平敦茨城森林管理署長の何故、間伐が必要かのご説明を頂いた後、倒れる方向を山側に定め、参加者は安全な場所に移動した後、笛の安全確認合図とともに伐倒作業開始、普段の生活では見られない迫力と緊張の現場を体験、伐倒されると参加者からは歓声と拍手が起りました。

 閉会式の後、午前中の作業のみの参加者は帰宅の途へ、午後からの木工体験参加者は会場となるつくばみらい市の当会圃場へ移動しました。

つくばみらい市圃場での活動

④木工体験

  76名(ジャイカ研修生全員、中国人全員を含む)が参加、12時30分に到着後、準備されたカマド炊きご飯を卵かけご飯、カレーなどで楽しみました。かまどご飯が美味しいのは薪の効用があることを説明、電気釜とはひと味違う米の味を堪能しました。

カマドご飯 カマドご飯を楽しむ  

カマドご飯

カマドご飯を楽しむ

 

  木工体験ができるのは20名限定、東京芸術大学を卒業後、一般社団法人TOBUSA を運営する白田祥章氏等の指導を受け、保護者とともに子供達も真剣にノミを動かし、1時間半で小皿を彫り上げました。参加者は非常に楽しく、有意義な経験ができたとの感想でした。

木彫り体験① 木彫り体験②  

木彫り体験①

木彫り体験②

 

  木工体験ができなかった参加者は、野外で書道家・山本玲葵さんの指導を受け、書を体験、中でもジャイカ参加者は非常に興味を持って熱心に筆を動かしていました。書に必要な和紙は勿論木から生産、薪、木彫り小物、和紙を通して木材使用を改めて体験し、、育てる、植える、伐る、使うの樹木の循環を一つの形にして体験するワークショップは、参加者の満足の中に無事終了しました。

書道体験① 書道体験②  

書道体験①

書道体験②

 

集合写真(筑波山)

集合写真(筑波山)

 

2.助成金について

 公益財団法人イオン環境財団より2017年度事業として筑波山水源の森づくりに対し、助成金決定の報告を受けました。大変ありがたいことと感謝し、事業を着実に行いたいと思います。ありがとうございました。

3.久光製薬株式会社ほっとハート倶楽部ご寄付について

  久光製薬株式会社は社員の方々によるご寄付とそれと同額の会社からのご寄付で基金をつくり、国内外で活動するNPOや市民団体にご寄付をして下さっています。今年の対象団体の一つとしてNPO法人地球の緑を育てる会も選ばれ、2月6日、つくば事業所にて目録贈呈式授与という栄誉な機会を得ました。大変ありがたいことと心より感謝申し上げ、活動を一歩一歩着実に進めさせて頂きたいと思います。ありがとうございました。

4.地域活性化フォーラム 開催のご案内と報告

             ~ いまなぜ 木か ―日本が世界に誇れるもの ~

毎日新聞社社告 いまなぜ木か チラシ  

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 都会では今や異質な存在と思われがちな木材。その木材が、都会ばかりか世界的に注目 されています。Co2 の吸収固定だけでなく、洪水調整や安らぎ効果といった防災環境保全機能 など、日本人は古くから森林や木材を上手に活用し、自然や他者と折り合いを付けて暮す 共生型の知恵と技を育んできました。

 分断、排除、不寛容の度合いを深めている世界情勢だけに、 2020年東京五輪に向け、共助・共有の思考は益々意味を高めていくのではにでしょうか。

  そこで下記要領にて地域活性化フォーラム「いまなぜ木か ―日本が世界にほこれるもの」を開催します。 皆様奮ってご参加下さい。

 

主 催

公益社団法人 国土緑化推進機構、 毎日新聞社、
NPO法人地球の緑を育てる会

後 援

林野庁

協 力

株式会社イトーキ

スピーカー

隈 研吾氏 / 建築家
小川 三夫氏 / 宮大工(法隆寺宮大工西岡常一氏の唯一の内弟子)
白田 祥章氏 / 東京芸術大学 講師
平田 美紗子氏 / 林野庁 職員
小島 勇 / 株式会社イトーキ ソリューション開発本部 
        Econifa開発チームリーダー

日 時

2017/03/20(月・祝) 13:00〜16:00(12:30 受付開始)

会 場

イトーキ東京イノベーションセンター SYNQA 2F セミナールーム

定 員

150名

参加費

無料

お申し込み方法

下記の内容をご記載の上、メールにてお申込みください。
-------------------------------------------
件名:「3/20フォーラム参加希望」

 メール本文:
1)住所:
2)氏名:
3)性別:
4)年齢:
5)職業:
6)電話番号(昼間つながるもの):
7)参加人数:

 送付先:bokin[at]green.or.jp
※[at]は@に置き換えてください。
公益社団法人 国土緑化推進機構 参加受付係
--------------------------------------------

お申し込み締切日

2017/03/10(金)

お問い合わせ

公益社団法人 国土緑化推進機構
担当:青木・箕輪
TEL:03-3262-8457(平日9:30~18:00)

関連URL

■公益社団法人 国土緑化推進機構
  http://www.green.or.jp/
■毎日新聞社
  http://www.mainichi.co.jp/
■株式会社イトーキ
  https://www.itoki.jp/

地域活性化フォーラム「いま なぜ木か ー日本が世界に誇れるものー」の報告

 3月20日(祝日)、イトーキイノベーションセンターSYNCAで地域活性化フォーラム「いま なぜ木か ー日本が世界に誇れるものー」が開催されました。2月26日開催の森育ワークショップ(育てる、植える、伐る、使うの木の循環の体験)を受けての木使いをテーマとした内容です。220名の多くの方々が参加されました。

建築家・隈研吾氏の基調講演

隈研吾氏

 木を使うこと、それは今や世界中の関心ごとであり、地球温暖化防止に役立ち、森の健康維持のためにも木を使う必要性があるとのお話から始まりました。

 これまで同氏が手がけられた代表的木造建築物・栃木県の広重美術館、万里の長城の竹を使用した家、檮原の木橋ミュージアム、太宰府のスターバックス、浅草観光センター、長岡市役所、フランスブザンソンの文化センター、木のトレーラーハウスなどの建築物や、品川新駅や東京オリンピックの新国立競技場などこれからの建築も映像で紹介されました。

 第二次世界大戦時、米軍の攻撃で明治神宮の社殿は焼失したものの、周囲の森は燃えなかったことがアメリカにとって驚異であったことなどの話も紹介されました。森の存在は命の根源、その森の木々を使用することが人間生活にも多大な貢献をする結果となるのであり、世界各地で木造建築物の足跡を残す同氏の活躍は、樹木の循環を活かす建築世界の第一人者であることを証明する講演内容でした。

法隆寺の宮大工・西岡常一氏の内弟子・小川三夫氏の講演

小川三夫氏

小川三夫氏

 「自分の刃物を持ち、執念のものづくりが大事であり、電動工具では工作になってしまう。手と身体を使って長い時間をかけ記憶し体得していくと勘となっていく。本物とは心を打つものであり、西岡棟梁の下では、新聞テレビから離れ一年間刃物研ぎだけ、特に何も教えてくれなかったが、一緒に生活して分かるものだ、厳しさのない優しさは甘えである。

 木は山に生えていた通りの方向で使ってこそ生きる、石の上に柱を置くだけだが、木の癖をつかみ、不揃いの木を組上げるのは木との格闘であった。昔、海岸から60㎞奥の23,5mのアカマツを下ろすのに10万人、4千頭の牛を使ったと言われている。

小川三夫氏槍鉋

槍鉋の使用説明をする小川三夫氏

 山から木を下ろすことができれば、建物を建てたのも同然と言われるほどだ。現代のような図面もない、工具もない時代の建物は汗と知恵と技の結晶だ。現在の豊富な知識をもって知恵を絞り出していこう。」

 というようなお話で、非常に含蓄のある講演でした。最後に古代建築部材を仕上げるたけに使用されていた槍鉋の実演もあり、なかなか観ることのできないその使用に皆魅了されました。

 

体験発表

体験発表

子供体験発表

 NPO法人地球の緑を育てる会理事長の石村章子から活動紹介があり、苗木づくり、植樹、道普請等の活動に参加した日本文化書道院玲書館の小中学生等が、その体験を認めた書を披露、同時にその想いを発表しました。成長期のこのような体験は、都会に暮す子供たちの自然への関心が目覚め、心の財産となっていくことでしょう。

パネルディスカッション

地域活性化パネルディスカッション

パネラー

左から 斗ヶ沢氏、小川氏、白田氏、平田氏、小島氏

 

パネラー
小川三夫氏・宮大工
白田祥章氏・東京藝術大学講師、一般社団法人TOBUSA代表理事
平田美沙子氏・林野庁図書資料館総務係長
小島勇氏・株式会社イトーキソリューション開発本部Econifa開発チームリーダー

コーディネーター
斗ヶ沢秀俊氏・毎日新聞社健康医療・環境本部長
宮大工としての小川氏のほか、各地で木工のワークショップを開催する白田氏、林野庁に入省、林業の楽しさを紹介するイラストを林業専門雑誌に掲載したことで話題を集める平田氏、国産材を買い付け、それを活かしたオフィス、家具、内装材、などの商品企画、開発を手がけ、森と街をつなぐ地域活性化活動を企業として行う小島氏の話など、多方面からの木材活用が伺え、豊富な内容に時間が足りない感じでした。

展示内容

一般社団法人TOBUSAの作品展示:木材を活用して作られた作品の展示
公益社団法人国土緑化推進機構:はげ山写真展
日本文化書道院玲書館:木の板を活用して樹種名を書いた書道展示
NPO法人地球の緑を育てる会:苗木づくり、植樹、道普請等活動写真展示

一般社団法人TOBUSAの作品展示 フォーラムハゲ山写真展  

一般社団法人TOBUSAの作品展示

ハゲ山写真展

 

5.今年もまたジャガイモの植付け・・・立正佼成会土浦教会少年部

 昨年のジャガイモの植付け、収穫祭は子供達に好評だったようで、今年もまた3月25日(土)、同様の活動が当会の畑で行われました。

 自然に親しみながら、じゃがいもを植えることを通して命の大切さを学び、仲間とともに協力しあえることに感謝することを目的としています。早春のまたとない好天に恵まれて、小中学生とその弟妹達、壮年部やお母さんたち総勢180名が当会のフィールドに集結、お父さんたちのジャガイモ植付けの準備、お母さんたちのBBQ、カレーなどの昼食の準備が日頃のチームプレーと団結力の良さでどんどん進んでいきました。

 子供たちは昨年の学習で慣れた様子で、“大川ジャガイモ先生”のご指導をよく聴き、ジャガイモを丁寧に植え込んでいきました。畑はこの日に先立ち、壮年部の有志や当会のスタッフが畝作りをして準備していました。

ジャガイモ先生の説明をよく聴いて・・・

ジャガイモ先生の説明をよく聴いて・・・

 今年の子供達へのプログラム内容は次のとおりです。

  1. 植える(じゃがいも) 
  2. 投げる(ボール) 
  3. 揃える(履き物) 
  4. くっつける(お魚のペースを一つに)
  5. 合わせる(皆の心を) 
  6. 見る(昔のカマドご飯の様子や味)

 子供たちはジャガイモ植えつけが終わると、広い圃場の中に設けられた5ヶ所のスポットを回り、それぞれのレクリエーションを楽しむと胸のカードにスタンプがもらえる仕組み。お母さんたちが趣向を凝らしたミニイベントを無邪気に楽しんでいました。

 それが終わるといよいよ昼食です。カマドで炊いたご飯のカレー、BBQ、そしてピザ釜で焼き上げられるピザなど、いずれも大好評、大人も子供達も十分に堪能しました。食べ終わった子供たちは生き生きと走り回り、自ずと見つけた遊びに興じ、それを見つめるお父さんお母さんたちの目も幸せ一杯、みんなの心が一つになっての自然体験活動、新しく赴任された飯島佑季子教会長も目を細めて見守っておられました。収穫祭が楽しみです。

楽しいジャガイモ植付け カマドとお釜は4セット! カマドとお釜は4セット!

楽しいジャガイモ植付け

カマドとお釜は4セット!

ピザ釜の温度調整 レクレーション「ボール届くかな?」 「カマドご飯はどんな味?」

ピザ釜の温度調整

レクレーション「ボール届くかな?」

「カマドご飯はどんな味?」

30枚以上もピザを焼きました! お肉の行列 そろそろお腹いっぱい

30枚以上もピザを焼きました!

お肉の行列

そろそろお腹いっぱい